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秋晴れノスタルジック~Fは鳴らないままで~

 

今週のお題」「買い物」ということで

1つ私の話に付き合って下さい。

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秋晴れノスタルジック

今日は長く続いた雨の日にひと段落が着いた

秋晴れの日

 

こんなに空気が綺麗な日は

目を閉じて

鼻から吸い込んだ空気と

さわやかな風が

生まれ育った街にいるのかと

錯覚するほど体に染みわたる

 

ただ1つ

そんな感覚を邪魔するのは

街中の騒音

 

あれから

10年近く今も部屋の片隅でひっそりと

私の成長を見守っているギターがある

父親から買ってもらったギターだ

 

ギターと父と私

父は

私が生まれた頃からというか

その前から

ギターを引いていた

 

若い頃はバンドを組んで・・・

という話しを何度か聞いたことがある。

 

仕事が終わって家族で夕飯を食べ

私がお風呂から上がった頃に

リビングでギターをかき鳴らしていた父は

今でも良く覚えている。

 

そんな日常がついに私をギターへと導いた

 

ーー「ギター欲しい」

私は今まで何が欲しい!!

 と親に懇願したことが無かった

しかも

ギターなんていくらくらいの物か

さっぱり分からないのでかなりの勇気を

振り絞りながら

テレビを見ている父に切り出した

 

切り出すには相当の時間をかけた

このCMが終わったら言おうと思いながら

30分近くかけただろうか・・

その一言を口にしたのだ

 

「おおーそうか」

と一言であっさりとした返答

とともに後日二人で

買い物、つまりギターを

父が買ってくれることが決まった

 

ー買い物に向かう車内ではどんなの弾きたい?

などといつも以上にしゃべる父がいたー

 

今思うと、息子と一緒にギターを弾ける

というのを楽しみにしていたのだろう。

 

店について一層張り切った様子で

ギターは一目ぼれで選べと言ってくるので

ここは思い切って1番気に入った

Morrisを指差した

「これ欲しい」

と言うとそれを父は手に取り

四方八方からなめ回すようにみて

「コレで」

と若干引き気味の店員さんに渡した。

 

Fコードとの出会い

さっそく一式買って

家に帰って教えてもらいながら練習・・・

数日間頑張って、コードは引けるようになった私

 

難関だぞと言われた

Fコードを3時間ほど必死に練習し続け

音がたまに鳴るようになると

「すごいな!!」

と、褒められたのが

今でも昨日の事のように覚えている

それだけうれしかったのだろう

 

まだ完璧には鳴らないそれは

一緒に練習しようと思っていた

 

あぁこれで父と一緒に。

 

と思った矢先

それは起きた

 

私が学校から帰宅すると

 

最近いつもギターを弾いているのに

音がしない。

 

違和感を感じた私が

父の部屋に入ると・・・

手術をすることになったと父が言う

 

父の・・

 

いや

父が・・・

ギターのネックを折りましたぁ

(父自らのギター)

それからというもの

 

手術に出した自分のギターの変わりに

私のギターを占領して楽しそうに弾いているのを見ながら

 

あぁ

いい買い物したな・・

と子どもながらに思った出来事でした。

 

今でも大切に持っているギターは

たまに弾く程度なのですが

いまだに

Fのコードはうまく鳴らない時が

あります。

 

今度帰ったら

思い出しついでに教えてもらおうかな

以上「今週のお題」「買い物」についての

私の体験談でした。 

 

それどこ大賞「買い物」バナー

うちのエリートもどきが書いた

今週のお題

 

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